「歯列矯正をしたいけれど、学生で安定した収入がない」「主婦で自分の名義の収入がないから、ローンの審査に通るか不安…」。そんな風に、ご自身の立場が原因で、高額な矯正費用の分割払いを諦めてしまっている方はいませんか。大丈夫です。学生や主婦、あるいは非正規雇用の方であっても、分割払いで矯正治療を始める方法はちゃんと用意されています。まず【学生の方】の場合です。最も一般的な方法は、「保護者に契約者または保証人になってもらう」ことです。保護者の安定した収入を基にデンタルローンを組むことができれば、問題なく治療を開始できます。また、アルバイトで一定の収入がある場合は、その収入を基に審査を受けることも可能です。金融機関によっては、勤続年数などの条件はありますが、学生向けのローンを用意している場合もあります。まずは、保護者に矯正治療への熱意を伝え、協力をお願いすることから始めてみましょう。次に【主婦（主夫）の方】の場合。ご自身にパート収入などがあれば、その収入で審査を受けることができます。もし専業主婦（主夫）でご自身の収入がない場合でも、多くの場合、「配偶者の収入を基に申し込む」ことが可能です。この場合、配偶者の同意と、収入を証明する書類などが必要となります。ご家庭の将来への投資として、パートナーに相談してみることが大切です。そして【フリーターや契約社員の方】の場合。正社員ではないという理由だけで、ローンが組めないと決まったわけではありません。審査で重要視されるのは「安定した収入が継続しているか」です。同じ職場で1年以上の勤続年数があり、毎月一定の収入を得ていれば、審査に通る可能性は十分にあります。これらの立場の方に共通して言える最も賢明な第一歩は、まず「金利のかからない院内分割」を検討することです。審査が不要なクリニックも多いため、最もハードルが低い選択肢と言えます。それでも月々の支払いが厳しい場合に、初めてデンタルローンを検討するという順番で考えるとよいでしょう。諦める前に、まずはクリニックのカウンセリングで、支払い方法について正直に相談してみてください。道は必ず開けます。