私の矯正スピード!思ったより早かった?遅かった?
私が歯列矯正を始めたのは20代後半。長年コンプレックスだった八重歯と前歯のガタつきを治したい一心でした。カウンセリングで「治療期間はだいたい2年くらいかな」と先生に言われた時、正直「長いな…」と感じたのを覚えています。でも、綺麗な歯並びを手に入れるためなら、と腹を括りました。最初の数ヶ月は、装置の違和感と痛みに慣れるのに必死で、歯が動いている実感はあまりありませんでした。しかし、3ヶ月目の調整が終わった頃、ふと鏡を見ると「あれ?なんだか前歯の重なりが少しマシになってる?」と感じたのです。それからは、毎月の調整日が楽しみになりました。先生に「順調に動いていますよ」と言われると、それまでの痛みが吹き飛ぶような気持ちでした。特に変化を感じたのは、抜歯したスペースが徐々に閉じていく過程です。最初は大きな隙間が気になりましたが、半年、1年と経つうちに、面白いように歯が移動し、隙間が埋まっていくのを見るのは感動的でした。ただ、治療の中盤くらいで、一度だけ歯の動きが停滞した時期がありました。先生も「うーん、ちょっと頑固な歯がいますね」と苦笑い。その時は少し焦りましたが、ワイヤーの種類を変えたり、ゴムかけの方法を工夫したりして、なんとか再び動き出してくれました。結局、私の場合は予定よりも少し早く、約1年10ヶ月で装置を外すことができました。これは、私が真面目にゴムかけを頑張ったことや、比較的歯が動きやすいタイプだったのかもしれません。友人の中には、予定より長引いている人もいれば、もっと早く終わった人もいます。歯列矯正のスピードは本当に人それぞれなんだなと実感しました。大切なのは、焦らず、先生を信じて、日々のケアを怠らないこと。そして、変化していく自分を楽しむことなのかもしれません。